
終戦60年からスタートした小さな祈りの影絵展。影絵を囲む人の山は第1回目から変わりませんが、大きく変わったことといえば、展示が地元の若者主体となったこと。また、この10年でお世話になった被爆者の多くが亡くなられ、それに合わせるように、平和へも陰りが見え始めてきたことでしょうか。

「戦争だけは絶対にやっちゃいけん」個人的にお話を聞いて回った被爆者の方々は、話の最後に必ずそうおっしゃいました。その振り絞るような声を、私たちはどれだけ影絵に込めることができただろう。そう思うと思わずため息のでる終戦70年です。