福島県いわき市の仮設住宅地内にあるデイケア施設ひだまりで、影絵のワークショップを行いました。このにこやかな着物姿の女の子も、その時の作品のひとつです。2年前、
埼玉の避難所でお会いした双葉町の方々も半分くらい移られて来ているということで、影絵に馴染みのある方が多くいらっしゃいました。
皆さんご高齢ではありますが、とても明るくお元気で、熱心に影絵を作られました。最後に部屋を暗くしてなごやかに鑑賞会も行いました。完成した影絵は、お部屋に飾るために、皆さんそれぞれ大事そうに持ち帰られました。でも笑顔で帰る先は、住み慣れた自宅ではなくプレハブの仮設住宅です。胸が痛みます。
仮設住宅の並ぶ風景。最近では被災地のニュースも減り、目にすることも少なくなりました。でもまだこういう場所で、暮らし続けている人がいるんですね。自分にできることは相変わらずなかなか見つかりませんが、でも懸命に生きる被災地の方々のことをまずは忘れないようにしなければ、と気持ちを新たにして帰ってまいりました。
この夏からホームページの更新がほとんどできていません・・・。年内には、今回を含むワークショップの力作画像の数々をアップしたいと思います!