
8月6日の午前8時15分。平和公園の式典では黙祷が、その周辺では街宣車の怒鳴り声が、そして更に少し先の寺町ではお寺の鐘が鳴り響きます。その時間住宅街の路地を歩けば、どこからともなくお線香の匂いも。それが8.6の広島の朝です。

常に大勢の人たちに囲まれている小さな祈りの影絵展も、8.6の見慣れた光景のひとつとなってきました。本当に小さな展示ですが、多くの人たちの暖かい気持ちに支えられています。中心となった広島の中高生、そして卒業生の皆さん、お疲れさまでした。ホームページへの作品アップは、もう少しお待ちを!

私が広島に行く時、必ず立ち寄る喫茶店があります。胡町の朝日コーヒー。店主の土井さんは91歳になられましたが、今も毎日お店に立たれています。戦時中は結婚して満州にいたものの、原爆でとても仲の良かった妹さんを亡くされています。お店には影絵展最初の年に展示した作品も飾られています。ここで土井さんとおしゃべりするのも8.6の日課です。(土井さんにひっついているのは、うちの甥っ子)
今年もなんとか広島に来られてよかったです。この後のカレンダー制作がどうにも大変ですが・・・。